本日の一冊
  • 08月26日の本

    三品輝起『すべての雑貨』(夏葉社)

    ⁄ ⁄ スタッフレビュー

    すこん、とした空白ができることがある。頭か心か。例えば中学の時発表したレゴについてのレポート。あのカラフルなブロックから最も遠ざかる年頃に空気も読まず外れにくいのに外しやすいレゴの謎を早口でまくしたて同級生からおくられた生温かい拍手。先生の褒め言葉が余計に気まずかった。居心地はよくないけどここにいられない程ではない。だけどまあ、どこにも居つけないまま入った西荻窪の雑貨屋は、その空白を埋めるでもなくただ「ありますよね」と受け流してくれる。その店主が作る音楽も、書いた、この本も(N)

  • 三品輝起『すべての雑貨』(夏葉社)

    三品輝起『すべての雑貨』(夏葉社)

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