一夜限りの不思議なトークイベント！！それは、まるで「ラジオ番組」を聞いているような魅惑の体験！

このたび文喫では、俳優・モデル・小説家など、様々な顔を持つ長井短さん初の小説短編集『私は元気がありません』の刊行を記念して、スペシャルなトークイベントを開催します。

それは、まるで深夜の「ラジオ番組」を生で聞いているかのようなトークイベント！参加者の方は、長井短パーソナリティーの一夜限りのラジオ生放送を目の前で聞いているような、そんなスタイルでお送りします！！おそらく前代未聞のトークセッション。ぜひぜひ、ご参加ください！

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〇登場人物
長井短　俳優・モデル・小説家
北村有　フリーライター
原田愛穂　文喫の社員

テーブルをはさんで、向かい合わせになった椅子が二つ。テーブルの上にはコンデンサーマイクと数冊本が置かれている。
見ようによっては、ラジオブースのように見えなくもない。
下手から緊張した面持ちの金髪の女性・原田が現れる。

原田：「この度は長井短『私は元気がありません』刊行記念トークイベント「シナリオのある生活～ワンナイトラジオin文喫～」にお越しいただきありがとうございます。
俳優・モデル・小説家など、様々な顔を持つ長井短さん初の小説短編集『私は元気がありません』の刊行を記念して、聞き手にフリーライターの北村有さんをお迎えし、トークイベントを行います。
それでは、登場していただきます！どうぞ～！！

客席から拍手の音。
上手から、笑顔で手を振りながら長井短と北村有が現れる。それぞれ、椅子に腰掛ける。

長井：よろしくお願い申し上げます～！
北村：よろしくお願い申し上げます！
原田：今日のトークイベントは、長井さんの言葉の魅力をさらに皆様に感じていただくため、ラジオのようにお二人に向き合っていただきながら、フランクな雰囲気で、お話をすすめていただこうと思います。
ラジオにちなんで、トークの途中では「ここで一曲」ならぬ、「ここで一冊」として、選書していただいた本を紹介する時間もありますので、お楽しみに！
それでは、北村さんにバトンタッチです！
北村：改めてよろしくお願いします！今回は、このようなラジオ形式での開催となりますが、どのような心境ですか？
長井：意外とお客様が近くてびっくりですね…
北村：こんな機会なかなかないですよね。今日は貴重なお話をたくさんおうかがいできたらと思います。
それでは長井さん、コールをお願いします！
長井：（マイクに近づいて）「長井短のワンナイトラジオin文喫～！！！！」

北村、観客に拍手を煽る。

【登壇者情報】

長井短
一九九三年生まれ、東京都出身。俳優、作家。雑誌、舞台、バラエティ番組、
テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。他の著書に『内緒にしといて』がある。小説集は本作が初となる。

北村有
（きたむら・ゆう）
フリーライター。映画やドラマのレビュー執筆、役者や監督へのインタビューなどを担当。
可処分時間のほとんどを映画・ドラマ・読書に充てている。
X（旧Twitter）アカウント：@yuu_uu_

【書籍情報】

『私は元気がありません』（朝日新聞出版刊）
「変わりたくない」というピュアな願いが行き着く悪夢――。
長井短にしか描けない言葉が躍る、恋と友情、怒りと怠惰の小説集。

変わりたくないというピュアな願いが行き着く生への恐怖を描いた表題作に加え、“アップデート”する時代についていけない女子高生が“暴力的”な恋に落ちる「万引きの国」、短編「ベストフレンド犬山」を収録。