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ナディア・ハーン×アミール・ムハマド×伊藤紺×大前粟生
「風景を交換する話」マレーシアと日本の作家が出会うトークセッション
2022/12/8 19:00~21:00 @文喫六本木
11月11日の金曜日から4週間、毎週金曜日に、マレーシアと日本、2つの国の作家が、自らの目の前にある「風景」を交換する“オンライン交換日記”を行います。
参加する4人の作家たちは、まだお互いに顔を合わせたことがありません。
4週間をかけてお互いの「風景」―― 目にするもの・耳にする音楽・ことばをやりとりし、マレーシアからの2人が来日する12月8日、ついに直接ことばを交わします。
4週間の間「風景交換」してきた作家たちが交わす言葉は、いったいどんなものになるだろう?
この4人の出会いに、ぜひ立ち会ってみてください。
マレーシアからは、著書がテレビシリーズ化されるなどベストセラー作家として活躍するナディア・ハーンさん、若者に向けたバラエティに富む書籍の出版でマレー語出版界に大きな動きを生み出したアミール・ムハマドさんが参加。
日本からは、作家であり、歌人としての作品もある大前粟生さん、そして、歌人の伊藤紺さんが参加します。
なお「風景交換」は、マレーシア・日本の作家同士の交流を通して、異なる文芸カルチャーの新しい接点をつくるために企画されました。
まずはマレーシアの文芸が生まれる土壌である「風景」に触れ、そして、マレーシアの作家と顔を合わせ対話し、マレーシアの文芸作品を読む。
マレーシアの文芸を通して、日本の文芸の魅力を再発見することもあるでしょう。
「風景交換」をきっかけに、マレーシアの文芸の世界へと踏み出してみてはいかがでしょうか。
【オンライン交換日記「風景交換」について】
「風景交換」は、文喫 六本木のTwitterおよびInstagramにて行います。2022年11月11日(金)~12月2日(金)の4週間、毎週金曜日更新です。
この企画では風景を「目にするもの」「耳にするもの」「心情を表すことば」という3つの要素からなるものと定義し、4人の作家たちが撮った写真、聴いている音楽、ことばを組み合わせた形で発信します。
Twitter:@bunkitsu_rpng
Instagram:@bunkitsu_roppongi
ハッシュタグ:「#風景交換」
【登壇者】
ナディア・ハーン Nadia Khan
2009年に医学博士号を取得後、天職と信じて作家に転身。
デビュー作となった小説『Kelabu(グレー)』(2011年、Buku Fixi)はマレーシアでベストセラーに。2作目の中学校を舞台にしたホラー小説『Gantung(吊るされる)』(2013年、Buku Fixi)はテレビシリーズ化され、マレーシアとインドネシアでヒット、同名タイトルでインドネシア語にも翻訳された。
さまざまなアンソロジーへの寄稿のほか、これまでに9冊の著書を出版。現在は映画やテレビ向けの執筆や映画制作を行いながら、医学博士として大学で教鞭を執る。応用心理学の修士号も持ち、執筆活動を通じて、人間の行動の不思議を解き明かそうとしている。2021年に国際交流基金アジア文芸プロジェクト“YOMU”に参加し、「アンサナ」を寄稿。
アミール・ムハマド Amir Muhammad
マレーシアの出版者、映画プロデューサーであり、時折作家としても活躍。山形国際ドキュメンタリー映画祭2003アジア千波万波部門の特別賞受賞。2011年に立ち上げた出版社Buku Fixiからマレー語と英語で250冊以上の本を出版し、映画会社Kuman Picturesは2018年以降6本の映画を制作。個人としても書籍の執筆や映画の監督・制作に携わってきたが、現在はパゾリーニの映画の最後のセリフ、「ただ夢を見ればすむのに、なぜ何かを創り出すのか?(Why create something when you can just dream it?)」に影響を受けている。
多くの射手座の人同様、星占いは信じていない。
「Buku Fixi」Instagram:@bukufixi
「Buku Fixi」公式WEBサイト:https://fixi.com.my/
伊藤 紺 Kon Ito
歌人。著書に歌集『肌に流れる透明な気持ち』、『満ちる腕』(いずれも短歌研究社)、バレンタイン企画のミニ歌集『hologram』。ブランドや雑誌への短歌寄稿のほか、ファッションビルのリニューアルコピーを担当するなど活動の幅を広げる。
Instagram: @itokonda
Twitter:https://twitter.com/itokonda
大前 粟生 Ao Omae
1992年生まれ。小説家。著書に『おもろい以外いらんねん』『きみだからさびしい』『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』など多数。小説だけでなく、絵本や児童書、短歌など幅広い分野に渡って活動している。
2016年、短編小説「文鳥」でat home AWARD大賞受賞。2023年春には『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の英訳と映画化が予定されている。
【参加方法】
現地参加・オンライン視聴があり、いずれも参加無料です。現地参加の方は、当日9:00の店舗オープン時より文喫 六本木をご利用いただけます。また、珈琲・煎茶のフリードリンクもご利用いただけます。
①現地参加
Peatixにてチケット(無料)をお申し込みください。当日17:59までお申し込みいただけます。
※18:30受付開始です。受付は、18:50までに店舗1階レジカウンターにてお済ませください。
②オンライン視聴
お申し込み不要です。イベント当日にYouTubeの視聴URLを文喫 六本木Twitterアカウント(@bunkitsu_rpng)から発信します。
【主催】
国際交流基金 × 文喫 六本木