創元ホラー長編賞受賞『深淵のテレパス』刊行記念！
著者の上條一輝、気鋭のホラー作家梨、株式会社闇代表　頓花聖太郎がそれぞれのルーツとホラーの最前線について語り尽くす、ホラーファン垂涎の奇跡のトークショー！

”加味條“の名義で人気WEBサイト「オモコロ」のライターとしても活躍し、みごと創元ホラー長編賞を受賞した上條一輝さん。
その受賞作にして出版第一作目となる『深淵のテレパス』の刊行を記念して、文喫六本木でトークイベントを行います。

上條さんと共に登壇するのは、同じくオモコロのライターであり8月に新作『おまえの死因にとびきりの恐怖を』を刊行された、人気ホラー作家の梨さん。
そしてなんと、現在開催中のイベント『行方不明展』を主催している株式会社闇の代表　頓花聖太郎さんもお招きした、豪華三名でのトークセッションです！

明日のホラーを開拓するお三方にしゃべっていただくのはずばりホラーの「原体験」と「最前線」。
人生で最初のホラー体験、それは誰かのフィクションか、はたまた現実に体験したことだったのか。
三人が注目している、今が旬、これから旬のホラー作品はどんなものがあるのか。
起点と現在地を語ってもらうことで、三人のホラー軌道を浮き彫りにしつつ

もちろん、旬まっさかりな三人の最新作についてもとことん深掘りしてもらいます。

トークショーのあとには上條さん、梨さんのサイン会も！
ホラーファンならば見逃せない、夏にぴったりのイベントです。

※イベント終了後にサイン会を予定しています。サイン会には、店頭で対象書籍をご購入の方・すでに対象書籍をお持ちの方どちらもご参加いただけます。（すでにお持ちの方は当日書籍をご持参ください）
※サイン会の対象書籍は『深淵のテレパス』、『おまえの死因にとびきりの恐怖を』です。
※イベントはフリードリンク付き（珈琲・煎茶）です。お食事・デザート、フリードリンク以外のお飲み物は、ラストオーダーの都合上、イベント開始までにご注文ください。

登壇者プロフィール

上條一輝

1992年長野県生まれ。東京都在住。早稲田大学卒業。

現在は会社員の傍ら、webメディア〈オモコロ〉にて加味條名義でライターとして活動している。

2024年、『深淵のテレパス』で創元ホラー長編賞を受賞し作家デビュー。

梨

作家。2022年に『かわいそ笑』(イースト・プレス)でデビュー。
近刊に『自由慄』(太田出版)、『お前の死因にとびきりの恐怖を』(イースト・プレス)など。

頓花聖太郎

1981年 兵庫県生まれ。

ホラー×テクノロジー「ホラテク」で、新しい恐怖体験をつくりだすホラーカンパニー「株式会社闇」代表。
「怖いは楽しい」で”世界中の好奇心を満たす” をミッションとして、様々な場所でホラーをプロデュースする。

書籍紹介

『深淵のテレパス』（上條一輝／東京創元社）
定価：1,650円
「変な怪談を聞きに行きませんか？」
会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントでとある怪談を聞いた日を境に、高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。暗闇から響く湿り気のある異音、ドブ川のような異臭、足跡の形をした汚水──あの時聞いた“変な怪談”をなぞるかのような現象に追い詰められたカレンは、藁にもすがる思いで「あしや超常現象調査」の二人組に助けを求めるが……選考委員絶賛、創元ホラー長編賞受賞作。

『おまえの死因にとびきりの恐怖を』（梨／イースト・プレス）

定価：1,540円

「██高校三十一回生、出席番号二十三番。私は、怪異に、宣戦布告します」

今までの怪談小説をくつがえす、新感覚のホラーモキュメンタリー

文芸部の片隅で見つかったUSBメモリ。

それは、ひとりの男子学生の「死」に関する情報を集めた不気味なものだった。

その男子学生の死因は「自殺」。

ただ、発見現場には数々の不可解なものが残されていた。

睡眠薬の錠剤とともに床に散乱している、びりびりに破かれたおふだらしき何か。口内に絡みついた彼自身の髪の毛。それらの痕跡は、まるで恐怖に苦しんだ結果、超自然的な儀式に手を染めたかのようで───

文芸部で発見されたUSBメモリ、新聞部の校内記事、合唱部の変遷レポート…etc.

筆者がある高校から収集した、一見無関係な情報から浮き上がる”真実”とは。

──これは青すぎるほど青い、とある「なけなしの救い」の物語。