世界初のピン芸人小説！？を生み出した大前粟生と、R1グランプリ2024ファイナリスト・どくさいスイッチ企画の奇跡の邂逅！
”おもろい”について、語りつくす、一夜限りのトークショー！

この度、文喫六本木では、大前粟生さんの『ピン芸人、高崎犬彦』（太田出版）の刊行を記念して、トークイベントを開催します。

『おもろい以外いらんねん』や『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』など、話題作を次々と発表してきた、大前粟生さん。
最新作は、なんと、世界初のピン芸人小説。なぜか売れてしまったピン芸人の主人公、高崎犬彦と、そのライバルのネタ至上主義の芸人・安西煮転がしの10年間を追いかけた本作は、「売れる、売れない」のはざまを漂いながら、面白いとはなにか？と人生をかけて「芸人」を全うする登場人物たちを鮮烈に描いた作品です。

今回のトークショーでは小説の主人公そのもののような「ピン芸人」であり、2024年のR1グランプリファイナリストである、どくさいスイッチ企画さんを対談相手にお迎えします。
「いまおれが読まないでいつだれが読むんだ」（どくさいスイッチ企画　Xの投稿より）と『ピン芸人、高崎犬彦』を絶賛していたどくさいスイッチ企画さん。ピン芸人ならではの視点で、本作について、そして自らのお笑いについても掘り下げて語っていただきます。

「お笑いのネタ」を作品内の作品として多く描いてきた大前さんと、R1グランプリでのツチノコネタが記憶に新しい、どくさいスイッチ企画さんの「ネタ作り」についての禁断ともいえる裏話や、本作でも印象的だった芸人と恋愛との関係、さらには、今回なぜ「お笑い」がテーマなのかや、おふたりが思う究極の「おもろい」とは何かなど、幅広く語っていただきます。

7月11日の文喫は、六本木で、一番アツい場所になること間違いなし！
「芸人本」小説家×芸人の世紀のトークショーを、一緒に、目撃しませんか。

【登壇者紹介】

大前粟生

1992年11月28日、兵庫県生まれ。2016年、『彼女をバスタブにいれて燃やす』でデビュー。2021年、『おもろい以外いらんねん』で織田作之助賞最終候補。他の著作に『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』がある。

どくさいスイッチ企画
ピン芸人。「R-1グランプリ2024」４位。2024年５月から活動拠点を関東に移す。お仕事のご依頼お待ちしております。

https://twitter.com/dsatwalle

【書籍紹介】

大前粟生『ピン芸人、高崎犬彦』（太田出版）

『芸人雑誌』の太田出版が送る、『おもろい以外いらんねん』大前粟生による世界初“ピン芸人”小説！

Aマッソ加納の紹介（『アメトーーク！！』）によって業界の話題をさらった『おもろい以外いらんねん』に続く大前粟生「芸人本」の最新作は、これまで描かれることの少なかった“ピン芸人”にフォーカスをあてる。なぜか売れてしまったからっぽの芸人・高崎犬彦とネタ至上主義の芸人・安西煮転がしの10年間を追いかけることで、芸人にまとわりつく「売れること」と「消費のされやすさ」の葛藤を描く。

発売：2024年3月22日
定価：1,980円（本体1,800円+税）