「思いがけず利他」「料理と利他」（土井善晴氏と共著）などの著書で「利他」の考え方を広め、東京工業大学で「利他プロジェクト」を推し進める中島岳志氏に、プランナー・コピーライターの尾上永晃氏が「社会的な意義を広告が持つことが重視される時代に、広告が利他と出会うことで大きな変化が生み出せるのではないか？」 と問いかけます。これからの広告のあり方と、新たな言葉の可能性を「利他」の視点から探る必見のトークです。
※中島岳志氏はオンラインでのご参加となります。

【登壇者プロフィール】

中島岳志（なかじま・たけし）
1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『パール判事』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『アジア主義』『下中彌三郎』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』『利他とは何か』など。ミシマ社からは『現代の超克』（若松英輔との共著）、『料理と利他』（土井善晴との共著）、『思いがけず利他』を刊行。

尾上永晃（おのえ・のりあき）
1983年愛知生まれ。東京理科大学大学院建築学科卒業。2009年電通入社。プランナー・コピーライター。専攻は、ジャンルを問わない企画。2016年、『10分どん兵衛』でTCC新人賞、カンヌ受賞。仕事に『こち亀40周年200巻/201巻キャンペーン』『アクマのキムラー』『池上線フリー乗車デー』『リラックマとカオルさん電車ジャック』『宮本独歩』『ラルク30周年』『ピノ アイスと平和』『#駄言辞典』など。宣伝会議社からは『クリ活2』を刊行。